志賀原発の断層連動、想定の96キロ超える 再稼働審査で見直しも

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佐々木英輔 福地慶太郎 西村宏治 平川仁 原篤司 神谷毅

 志賀原発2号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査では、敷地内の断層が活断層かどうかが長く焦点になってきた。

 新規制基準では、重要施設の直下に活断層がないことを求めている。ずれが生じれば事故につながりかねないためで、12万~13万年前以降に活動したことが否定できなければ、再稼働できずに廃炉を迫られる。

 規制委の有識者会合が「活断層と解釈するのが合理的」などと指摘。北陸電は追加データを示して否定。昨年3月になって活断層でないことが認められた。

 ただ、周辺の活断層の審査は、まだ始まったばかり。これが終わらないと、原発での揺れや津波の想定も固まらない。

 審査では、まさに断層の連動を検討中で、北陸電は今回の震源断層と重なる断層帯が96キロにわたって連動すると評価したものの、その東西に隣接する断層とは連動しないと説明していた。

 今回の震源域は東西150キ…

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この記事を書いた人
佐々木英輔
編集委員
専門・関心分野
災害、環境、リスク、自然と社会
福地慶太郎
科学みらい部|原子力担当
専門・関心分野
原子力、福島第一原発事故、生命科学
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    小松理虔
    (地域活動家)
    2024年1月11日9時44分 投稿
    【視点】

    記事の後半に、半島にある原発の状況が解説されています。地元の声を伝えるという意味でとてもいい切り口だと思います(区長レベルの方に聞くというのはとてもいい)。今回の大地震を契機に、多くの立地自治体で避難計画や被害想定の練り直しが余儀なくされる

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