JAL「管制の着陸許可を復唱」 客室乗務員はメガホンで避難誘導

日航機・海保機事故

太田原奈都乃
【動画】羽田空港でJAL機と海保機が衝突炎上した事故から一夜=平野真大撮影
[PR]

 東京都大田区羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故について、JALは3日未明、JAL機に対する管制からの着陸許可を認識し、着陸操作を実施したと発表した。衝突後、客室乗務員がメガホンや肉声で避難を誘導した状況も明らかにした。

 JALの運航乗務員への聞き取りによると、乗務員は衝突前、管制からの着陸許可を認識。復唱した後、滑走路に進入・着陸操作を実施したという。

 また、脱出時、機内のアナウンスシステムが作動せず、客室乗務員がメガホンと肉声で誘導した。安全に脱出できる出口を客室乗務員が判断し、3カ所の非常脱出口から乗客乗員全379人が脱出したという。

 羽田空港の衝突事故は2日夕、着陸しようとしたJAL機と滑走路上にいた海保機が衝突し、双方が炎上。海保機の5人が死亡した。海保機は能登半島地震の救援のため、新潟航空基地に向かおうとしていた。(太田原奈都乃)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    大川千寿
    (神奈川大学法学部教授)
    2024年1月3日11時8分 投稿
    【視点】

    年末の帰省の帰路、新幹線内で急病人対応に遭遇しました。その対応をされたのは私の隣に座った医師と思われる方でした。その方の乗車後すぐに医師の助けを求めるアナウンスが流れ、すぐに立ち上がり、本来の停車駅でない駅に急遽停車し救急に引き継ぐまで、1

    …続きを読む
日航機・海保機の衝突事故

日航機・海保機の衝突事故

羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機同士が衝突し、海保機の5人が死亡しました。事故に関する記事をまとめました。[もっと見る]