何歳でも習得可能? 第3、第4言語を学ぶ脳の部位は、母語と同じ

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佐々木凌

 第3、第4言語を習得する際に使われる脳の部位を特定したと、東京大などのチームが発表した。母語の習得に関わるのと同じ部位といい、チームは「これまでの常識を覆す結果。何歳になっても、子どもと同じようなやり方で新しい言語を習得することは可能だ」と説明する。

 今回の結果は、大人が外国語を学ぶ上でのヒントにもなるかもしれない。

 チームは、母語が日本語で、英語の習得経験がある14~26歳の男女31人に、カザフ語を学習してもらう実験をした。31人のうち約半数は、スペイン語を第3言語として学んでいる。カザフ語は、カザフスタンなどで使われている言語で、参加者が触れたのは今回が初めてという。

 実験は、生まれた子どもが自然に言葉を覚える「自然習得」に近い状況を再現する形で進めた。文法のルールを教えず、複雑な構造の文章を繰り返し聞かせた後、文法的に正しいか間違っているかを画面に示した。

 その後、示した文章の文法的な正誤を答えるテストを実施した。

 数日間かけて学習とテストを繰り返しながら、脳のどの部位が活動しているかをMRIで測定した。

 その結果、カザフ語の理解が…

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この記事を書いた人
佐々木凌
科学みらい部|宇宙担当
専門・関心分野
宇宙、原発・エネルギー、災害・防災
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    阿部藹
    (琉球大学客員研究員・IAm共同代表)
    2024年2月8日16時21分 投稿
    【視点】

    韓国の人気俳優のチェジョンヒョプさんが出演しているTBSのEye Love Youというドラマが話題だ。ドラマの中で時折字幕も吹き替えもなく韓国語のモノローグが挟まれるのだが、一体何を言っているのだろうと好奇心が掻き立てられる。 そん

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