電車好きな子どもは賢くなる? 大学教授が提唱する教育「鉄」学
電車が好きな子どもは賢くなる――。そんな研究が注目を集めている。「鉄道」にかけて「教育“鉄”学」と名付けられたこの考え方をまとめた本が出版され、ネット漫画が大きな反響を呼んだ。具体的に子どものどんな能力が伸びるのか。「教育鉄学」の効果や、いかに。
撮り鉄や乗り鉄、音鉄に時刻表鉄……。世の中には鉄道をこよなく愛する根強い「鉄道ファン」がいるが、その多くが幼少期から興味を持つとされる。
歴代の新幹線の実物車両などが展示されている「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)には、年間約30万人が来場する。その多くが子ども連れの家族だという。
鉄道好きの子どもを指す「子鉄」という言葉も定着した。子鉄は鉄道を通じて、様々な能力を効果的に向上させる。それが「教育鉄学」の考え方だ。
知識どんどん吸収 伸びるコミュ力
岡山市北区に住む森安陽一君(6)も、子鉄の1人だ。時刻表を片手に駅や踏切付近で待機し、珍しい列車の通過を見て楽しむ。岡山県内だけでなく、これまで愛知県や九州などへの「鉄道遠征」を経験した。
父親の晃久さん(43)によると、陽一君は3歳ごろからプラレールに興味を示し、近所の線路で列車を眺めることが日課になった。
その後、本や図鑑を読んで型…
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- 【視点】
〈弘田“鉄”学に敢えてもの申す〉京大同窓の弘田センセに、この機会に敢えてもの申したいぞと思って絡んでおきます(笑)。男の子ばかりが登場する記事ですが、エリート男子の“鉄”ハラに悩んできた研究者としては、ツッコミどころ満載です。 確かに“鉄
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