目指す「便利でも不便でもない」交通網とは 西日本鉄道・林田社長
聞き手・小出大貴
西日本鉄道が11月に発表した2023年9月中間決算で、最終的なもうけを示す純利益が過去最高だった。不動産の売却益がその要因だ。好調な決算の一方、林田浩一社長は「深刻な」問題に直面しているという。主に福岡や佐賀で走らせるバス事業の運転手の人手不足だ。現状と展望を聞いた。
林田社長の主な発言は以下の通り。
運転手不足、時間は残されていない
来年4月から、(バス運転手の時間外労働の上限規制が強まり、運転手不足が指摘される)いわゆる「2024年問題」への対応が始まります。4月以降、現状のバス路線網を維持して運営する態勢は確保できています。ただ、運転手の数は減り続けており、深刻な状況になるまでに時間は残されていません。
対策として23年春に採用強…
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