曲に溶け込む「全部の思い出」矢井田 瞳さんが語る千里ニュータウン

有料記事ニュータウンのいま

聞き手・島脇健史
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 全国初の大規模ニュータウンとして開発された、大阪府豊中市吹田市にまたがる「千里ニュータウン」。まちびらきから60年を超えるこの街にたくさんの思い出があるという歌手の矢井田瞳さん(45)に、懐かしい思い出や曲づくりとの関係などについて聞きました。

 やいだ・ひとみ 愛称「ヤイコ」。1978年生まれ、大阪府豊中市出身。2000年メジャーデビュー。「My Sweet Darlin’」などのヒット曲で知られる。最新曲は10月19日リリースの「アイノロイ」。テレビ朝日系ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」の主題歌となっている。

 ――出身はどちらですか

 豊中市の上新田という千里ニュータウンの近くです。中高も大学(関西大学)も、育ちはずっと北摂(千里ニュータウンがある大阪府北部地域)です。

思い出の「セルシー

 ――どのように過ごしていたのでしょうか

 友達と遊ぶのは、千里ニュータウンの中心にある「せんちゅう」(北大阪急行千里中央駅周辺、豊中市)が多かったですね。

 高校時代はベンチに座って友だちとひたすら話したり、(2019年閉館、22年に完全閉館した商業施設)「セルシー」にあったミスタードーナツではテスト勉強をしたりしていました。

 セルシーのゲームセンターにもよく行きました。

千里ニュータウンの景色は、曲づくりにも影響しているそうです。学生時代の甘酸っぱい思い出や、ギターにまつわるエピソードも聞きました。

 ――多彩な曲との関係はありますか

 曲を書く時って、自然と空だ…

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