山口の「萌えサミット」熱くフィナーレ 全国からファン1万人

三沢敦

 アニメや漫画などをテーマにしたサブカルチャーの祭典「萌(も)えサミットFINAL」が18日、山口県周南市のJR徳山駅周辺で開かれた。「街おこしに一定の役割を果たした」として13年目の今回が最終回。全国からコスプレイヤーや写真家、ファンら約1万人が訪れ、名物イベントのフィナーレを盛り上げた。

 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のアニメーター、貞本義行さんが周南市出身であることにちなみ、サブカルチャーで地域活性化を図ろうと2011年から毎年開催。コロナ禍でも中止せず、対策を講じながら暗い世相に独特の熱気を届けてきた。

 会場に漫画やアニメのキャラクターで飾った「痛車」が並び、コスプレイヤーらが思い思いの姿で撮影を楽しんだ。地元出身の声優のトークショーや1日駅長、ご当地アイドルのライブ、プラモデル展示会など多彩な催しが繰り広げられた。

 実行委員会の大庭信介委員長は「この形で続けていくのはどうかという考えがあり、一区切りとした。新しい形態のイベントとして再出発する可能性もある。応援してくれたファンには感謝しかない」と話した…

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