ガザ侵攻 国家のいかなる「権利」もジェノサイドを正当化しない
投稿「私の視点」 名古屋大学教授 小畑郁さん
ガザでの死者が1万人を超え、うち約半数が子どもだと報道されて久しい。各方面から警鐘が鳴らされるが、ガザで起こりつつあることがジェノサイド(集団殺害)だということに、日本では十分な注意が向けられていない。
ジェノサイドとは、エスニックな集団を少なくとも一部破壊する意図をもって集団構成員を殺すことと定義される(1948年のジェノサイド条約2条)。同条約で確認されたジェノサイド防止義務は、いまや国際社会のすべての構成員に課されている。
10月7日のハマスによる「越境」攻撃と人質の連れ去り以来、種子島ほどの面積のガザ地区はさらに厳重に包囲され、約220万人のパレスチナ人が、食糧も燃料も得られない極限状態におかれている。この状態で、病院も学校も区別のない無差別攻撃が連日連夜繰り返されている。
長年続くイスラエルによるガ…
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