山手線などのブレーキに不適切な部品 JR東「安全上の問題ない」
細沢礼輝
JR東日本は9日、山手線などを走る電車のブレーキ装置のボルトやピンに、強度を維持するための処理が不十分なものが見つかったと発表した。ただ、「直ちに安全上の問題は生じない」として、定期検査で部品交換するとしている。
これらの部品が使われているのは、山手線を走る「E235系」や特急「サフィール踊り子」として走る「E261系」など計507両。台車にブレーキ装置を取り付けるボルトやピンの一部に、強度を維持するための表面処理が不十分なものがあった。設計上必要だが、製造業者が工程を誤っていたという。
一方、JR東は強度計算の結果、現状の部品でも安全上の問題はないと判断。通常の定期検査で設計通りの部品に交換していく方針という。
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