9歳で性被害、手を出した覚醒剤 息子の言葉に「生きていいんだ」

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島崎周
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 父親はヤクザの幹部、母親はストリッパー。

 竹田淳子さん(53)は、両親とともに食卓を囲んだ記憶がない。父親は刑務所を出たり入ったり。母は全国を巡業していて、両親とはほとんど会えない生活だった。

 小学4年の時に両親が離婚。母親と、母親が当時交際していた男性と住むことになった。あまり会えなくても、母親が大好きだった。きらびやかなステージで華麗に踊る姿は、まるでアイドルのように映った。いつかあんな風に踊りたいと憧れていた。

 だが、ある事件が起きる。

竹田さんは9歳の時に性被害を受けました。その後、紆余曲折を経て、少女たちから性被害の相談を受けるようになります。その壮絶な半生をテーマにした朗読劇が上演されています。劇中のせりふを織り交ぜながら、その一部を記事で紹介します。

 母親がいない自宅で、男が言…

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