竜飛崎灯台一般公開、普段は見られない眼下の津軽海峡や大型レンズ

伊藤唯行
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 青森県の津軽半島の先端にある竜飛崎(龍飛埼)灯台で29日、年に一度の一般公開が行われた。訪れた人たちは普段は立ち入れない建物内部に入り、灯台から見下ろす竜飛岬や津軽海峡の景色を堪能していた。

 青森海上保安部と外ケ浜町の企画で、今年は11月1日の灯台記念日前に合わせて開催した。竜飛崎灯台は高さ約14メートルで、1932年に点灯を開始。津軽海峡を往来する船に光で岬の場所を知らせている。メタルハライドランプの光を大型のレンズを通して届ける昔ながらの仕組みで、現存のものは少なくなっているという。

 灯台内部には約30段の階段があり、上部まで登ることができる。岬を訪れた観光客らは灯台の上まで登り、津軽海峡を横断する船の姿や、大きなレンズがカタカタと音を立てて回転する様子を楽しんでいた。(伊藤唯行)

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