JR四国社長、特急などの指定席拡大に前向き 混雑回避のニーズ高く

福家司
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 JR四国の西牧世博社長は26日の定例会見で、特急列車などの指定席の拡大を前向きに検討する意向を示した。新型コロナ禍以降、混雑回避ニーズの高まりなどから、JR各社で、特急や新幹線の指定席を増やす動きが広がっている。

 西牧社長は「利用実態として指定席への志向は強くなっている。それを踏まえ、なるべく指定席は増やしていきたいと思っている」と述べた。「(JR四国の場合は)車両数が限られており、なかなか難しいところもある」としながらも、「多客期には指定席をちゃんとご用意してお座りいただきたい。団体客も指定席が多くないとなかなか席が取りにくくなる」などと指摘した。

 JR西日本は2022年春、新大阪城崎温泉の特急「こうのとり」など一部特急を全車指定席としたほか、JR東海とJR西日本が今月、東海道・山陽新幹線について、年末年始とゴールデンウィーク、お盆の時期に「のぞみ」を全席指定席にすると発表したことが話題になった。

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