JR中央線、山梨県内で初の女性駅長 来年開業120年の小淵沢駅

吉沢龍彦

 この夏、山梨県内の鉄道駅で初の女性駅長が誕生した。7月1日付でJR中央線の小淵沢駅長に着任した鈴木純子さん(52)。「八ケ岳のふもとにあり、標高が高く空気が新鮮な駅。たくさんの人に来てほしい」と話している。

 鈴木さんは東京出身。1992年にJR東日本に入社し、八王子支社の広報部門や国分寺駅の当務助役、大月駅の管理助役などを歴任した。

 小淵沢駅は長野県との境にある。清里や野辺山高原に向かうJR小海線の起点でもあり、1日に約1200人が利用する。来年、開業120年の節目を迎えるという。「駅員数が少ない分、それぞれ元気に仕事しています。小淵沢は牧場や馬術場がたくさんある『馬のまち』でもあることをもっとPRしたい」と話す。

 山梨県内のJR線には、JR東日本の中央線と小海線、JR東海の身延線があり、あわせて55の駅がある。両社によると、国鉄時代を含めて女性駅長はいなかった。私鉄の富士山麓電気鉄道(富士急行)線も、駅長は現在まですべて男性だという。(吉沢龍彦)…

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この記事を書いた人
吉沢龍彦
ネットワーク報道本部
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教育、子育て、選挙、地方自治、日本近現代史、くらし、まちづくり、登山