乗り換え先の66キロ 観光客や移住相談増でにぎわいは見えるが…
小出大貴 池田良
「次は、乗換駅の武雄温泉駅」
8月末、博多発長崎行きの在来線の特急列車を降りた長崎市の会社員、神之田(かみのだ)和久さん(46)は、テーマパークの買い物袋を手に、妻と6歳の長女とともに小走りでホームの反対側の新幹線車両に乗り込んだ。
発車まで最短3分。
「間に合うか、不安でドキドキした。バタバタするし、車内でゆっくりできないし」
両手に荷物を抱える人、ベビーカーを押したり、スーツケースを携えたりした乗客が慌ただしく乗り換える様子は、日常の光景だ。
福岡、佐賀、長崎の3県を結ぶ西九州新幹線が武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎間の全長66キロで開業し、23日で1年を迎えた。
起点の武雄温泉駅には外国人観光客が訪れ、武雄市への移住相談件数は開業前に比べて8割増えたという。嬉野温泉には外資系のホテルも建設された。
終点の長崎駅では駅前の再開発、周辺ではサッカースタジアムや商業施設を備えたプロジェクトが来秋の開業を目指して進む。
九州経済調査協会(九経調)…
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