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　JR山手線は20日から、生誕100年となる忠犬ハチ公の「ヘッドマーク」を付けた山手線車両1編成の運行を始めた。ハチ公の生まれ故郷、秋田県大館市や育った東京都渋谷区、同区観光協会などでつくる「ハチ公生誕100年事業実行委員会」とともに、100年の節目を祝う。

　ヘッドマークは「ハチ公」や「HACHIKO」と書かれたものが2種類あり、車両の前後に設置される。来年3月31日まで。

　運行初日の20日は、JR渋谷駅で区名誉区民の井上順さんを一日駅長に迎えた車両の見送り式があった。生まれも育ちも渋谷区という井上さんはハチ公の物語は永遠だとして、「渋谷駅を行き交う多くの人に素敵な思い出や出会いとの『ハチ合わせ』がありますように」とあいさつした。（宮野拓也）