JR米坂線復旧で山形・吉村知事「政府は鉄道網を本腰入れて考えて」

高橋昌宏
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 昨年8月の豪雨の影響で一部区間の運休が続くJR米坂線をめぐり、JR東日本山形県などの自治体による「復旧検討会議」の初会合が開かれたことについて、吉村美栄子知事は15日の定例会見で、「第一歩として前向きに受け止めている」と語った。

 8日にあった会議にはJRと山形、新潟の両県、沿線の7市町村の担当者らが出席。この中で、既存の制度を使って復旧すると想定した場合、復旧費86億円のうち、山形県の負担は13億7500万円と示された。

 この日の会見で吉村知事は「(県が)全く負担しないということにはならないと思う」とする一方、「鉄道ネットワークをどうするのか政府はもっと本腰を入れて考えて欲しい」と述べ、政府の支援の拡充が必要との考えを示した。

 そのうえで鉄道の災害復旧の制度について、従来のままでいいのか、新潟県や沿線自治体と検討していくとした。(高橋昌宏)

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