ペンディングトレインはつくばエクスプレス? 実名にこだわった理由
U―NEXT Paraviコーナーで配信中のTBSドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」。タイムワープした未来での生活を描いた物語に、つくばエクスプレス(TX)が実名で登場する。実際の駅でロケをし、車両備品や駅員の制服もTXが提供した。「フィクションであってもリアルに近づけたい」。そんなTX側の思いと制作の舞台裏に迫った。
ドラマは、荒廃した世界にワープした乗客が電波も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿が描かれている。TBSのオリジナル脚本で、地上波では4~6月に放送された。
東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶTXは、ドラマの第1話から登場する。「流山おおたかの森駅」を出発した電車がトンネルにさしかかるころ、「緊急地震速報」のアラーム音が鳴り響き、車両が未来にタイムワープしてしまう。乗客が再び元の世界に戻ろうとするまでの生活の拠点が、TXの車両という設定だ。
「利用促進に」「事故を連想」賛否わかれる
TXを運営する首都圏新都市鉄道(東京都千代田区)にオファーがあったのは、2022年の秋ごろ。TBS側から車両などの実名使用を依頼された。
「利用促進につながる」「事故を連想させないか」
社内では賛否が分かれたが…
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