TSMC進出控え、半導体人材を輩出へ 熊本大の新学部・学科認可

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杉浦奈実
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 熊本大学は21日、来春新設する学部相当の「情報融合学環」と、工学部の学科相当の「半導体デバイス工学課程」が正式に認可されたと発表した。半導体関連の人材育成などを進める。同学環長には、同大大学院先端科学研究部の城本啓介教授(情報数学)をあてることも明らかにした。

 認可は7月31日付。情報融合学環はデータ分析などデータサイエンスを重点的に学ぶ。半導体を含む製造現場の品質向上や、生産過程の効率化などをめざすコースと、金融機関や教育業界なども含めてより広い分野でのデータ活用をめざすコースがある。定員は計60人で、文系、理系ともに募集する。推薦入試の一部に女子枠を設ける。

 半導体デバイス工学課程は国内の大学で初めて、半導体教育に特化した学士課程となる。半導体の製造や研究・開発に携わる人材育成をめざす。定員は20人。より早い時期から人材を供給するため、今年10月にある3年次編入学試験でも20人を募集する。

 県内では、世界的半導体メー…

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