大阪府が地下駐車場に保管の美術品2.2億円分 一時的に別の施設へ
箱谷真司
大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区)の地下駐車場で府所蔵の現代美術品105点が保管されていた問題で、吉村洋文知事は18日、来月までに別の府有施設へ一時的に移すと明らかにした。美術の専門家らの意見を踏まえ最終的な対応を決める。
活用や保全について話し合う専門家チームがこの日、府咲洲庁舎で1回目の会合を開いた。「市町村への譲渡や長期貸し出しを検討してはどうか」「大学で教育ツールとして使えるのでは」などの意見が出た。来年2月に報告が出される予定。
美術品は、美術館の建設構想に伴って府が集めたもので、評価額は計約2億2千万円。2017年から地下駐車場で保管されていたという。
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