試験走行列車の歓迎式、参加者500人を募集へ 敦賀駅で10月

佐藤常敬
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 【福井】来春に敦賀まで延伸する北陸新幹線の試験走行列車が、10月1日に敦賀駅に到着するのに合わせて、敦賀市が歓迎式典を開くことになり、一般の参加者500人を募集する。米沢光治市長は「いよいよ新幹線が来ると実感してもらい、機運を高めるきっかけにしたい」と呼びかける。

 市によると、9月23日から金沢―敦賀間で実施される走行試験で、10月1日に新幹線W7系車両が敦賀駅のホームに到着するのに合わせ、ホームで午後4時ごろから式典を開く。

 式典には行政や経済界の関係者のほか、今回募集する市民を含めた計約600人が参加。手旗を振って新幹線を迎え入れたり、運転士に花束を贈ったりすることを検討している。

 整備主体の鉄道・運輸機構によると、試験走行は専用車両を使い、線路や架線、線路を流れる信号電流などの状態を確認する。夜間の走行が多く、12月9日まで行う。

 募集対象は敦賀市民のほか嶺南5市町の住民。中学生以下は保護者同伴。募集期間は31日まで、市ホームページの専用フォームか、はがきで申し込む。希望者多数の場合は抽選となる。問い合わせは、市新幹線整備課(0770・22・8242)。(佐藤常敬)

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