テキサス新幹線計画にアムトラック参画 資金調達、着工へ追い風か

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高橋豪
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 JR東海が技術支援する米テキサス州の新幹線計画に、全米鉄道旅客公社(アムトラック)が参画することが決まった。全米規模で旅客鉄道を運営する同社が加わることで、事業費の資金調達で追い風になるとみられる。

 アムトラックが9日、発表した。この計画は、ダラス―ヒューストン間の約385キロを約90分で結び、事業主体のテキサス・セントラルが東海道新幹線の「N700S」をベースとする車両を導入する。

 東海道新幹線方式のシステムが採用される予定で、JR東海が運営やメンテナンスの計画作成など技術面で支援をしている。6月には、主要7カ国(G7)交通相会合で来日した米国のブティジェッジ運輸長官が、東京都内にある総合指令所を視察。同社幹部から新幹線の運行管理について説明を受けた。

 計画では、2021年着工…

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