ツルハ株主総会、ファンド提案を否決 創業家中心には厳しい目も
編集委員・堀篭俊材
ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD)は10日、定時株主総会を札幌市内で開いた。大株主である香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」から出ていた独自の役員選任などを求める株主提案はすべて否決され、ツルハ経営陣が出していた会社提案の役員選任議案などが承認された。
午前10時から始まった総会には131人の株主らが出席。参加者によると、株主から出た22の質問はオアシスによるものが目立ったという。質問は、ガバナンスや役員の選任過程の透明化などに集中した。
総会は昼過ぎに終わり、かかった時間は2時間27分と、コロナ禍で入場制限のあった昨年の35分よりも2時間近く増えた。
「株主提案が出たので、どん…
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