リニア駅の南側開発、甲府市が用地取得方針示す スケジュールは未定
米沢信義
甲府市南部に建設予定のリニア中央新幹線「山梨県駅(仮称)」周辺の開発について、同市は8日、「まちづくり基本方針案」を発表した。駅南側で用地取得を県と連携して進め、広域交流の拠点として整備する、としている。ただ、用地取得に関する県や地元との話し合いは今後進めていく考えだ。
リニア駅周辺(約24・5ヘクタール)の開発は、北側エリアは県が交通の結節点として交通広場などを整備する。これに対して南側は整備の主体が県と甲府市のどちらかが決まらなかったが、昨年10月、ようやく市側の主導で方針策定に乗り出した。
市はこの日、新産業、水素エネルギーなどを活用した「SDGsを実現するまちづくり」▽多様な交流・交歓・にぎわいの舞台デザイン▽官官連携・官民連携による事業推進体制の構築といったまちづくり基本方針案の10項目を示した。
市民から意見を募って正式決定へ
エリア内では先端産業などが…
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