東京芸大生の公開アトリエ、上野で構想 「駅×アート」進めるJR東
都心の駅をアートで彩る動きが今後、広がりそうだ。JR東日本は東京芸術大学と包括連携協定を結び、上野駅(東京都台東区)に芸大生が創作活動に生かせるスペースをつくる。電車の利用だけでなく、アートを軸に駅の価値を高める狙いがある。
JR東の「JRE CREATIVE(クリエイティブ) HUB(ハブ)」構想では、上野駅構内に公開型のアトリエを設け、芸大生らの創作風景を見ることができる。作品を展示・販売するスペースも用意する予定だ。これまでも芸大生のギャラリーはあったが、連携によって芸大生らの発信の場を広げるという。上野を首都圏の拠点とし、地方にも拠点を設けて地域活性化につなげる。
また、知的障害のある作家の作品の商品化などに取り組む「ヘラルボニー」(本社・盛岡市)とも協業。2020年夏には期間限定で、高輪ゲートウェイ駅(港区)周辺での工事現場の仮囲いを「展示場」としてアート作品を並べた。
JR東海もヘラルボニーと協力し、今年6月から1年間、東海道新幹線東京駅構内を装飾している。動物の足跡をあしらったデザインで、構内のスロープが彩られている。
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