認知症の人の視点 高校生がVRで体感

由利英明
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 バーチャルリアリティー(VR)で認知症の人の視点を疑似体験する授業が20日、栃木県真岡市下籠谷の真岡北陵高校であり、介護福祉科1年の16人が受講した。

 授業は、朝日新聞社が全国で展開する出張講座「認知症フレンドリー講座」。階段を下りにくいなど認知症の人の視点をVR体験した生徒たちからは、「むりー」「ウオー」などの声が上がった。インタビュー映像などを通して認知症の人の思いを知り、どう寄り添えばいいかも学んだ。

 受講した豊田真央さん(15)は「VR体験で、認知症の方はすごく怖い思いもしながら生活していることを実感できました。貴重な体験でした」と話した。阿部博樹教諭(37)は「普段の授業では経験できない、リアルな体験ができたと思います」と語った。(由利英明)

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