車3千台超積載、日本の自動車運搬船が火災 1人死亡 オランダ沖で

河野光汰 ベルリン=寺西和男
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 オランダ沖を航行していた正栄汽船(愛媛県)所有の自動車運搬船「フリーマントル ハイウェイ」で25日深夜(日本時間26日朝)、火災が発生し、男性船員1人が死亡した。同社が発表した。

 同社によると、乗組員は21人で全員がインド国籍。ほかの乗組員も病院に搬送された。船は全長約200メートル、総トン数は約6万トンで、ドイツからシンガポールに向かっていた。この事故での油膜などの流出は確認されていないという。

 同社は情報収集を続けているが、火災から24時間以上が発生した時点でも鎮火は確認できていないという。オランダ沿岸警備隊の発表によると、火災の原因は分かっていない。

 運搬船をチャーターしていた川崎汽船東京都)によると、車両3783台などが積まれていた。

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この記事を書いた人
寺西和男
ベルリン支局長
専門・関心分野
欧州の政治経済、金融、格差、ポピュリズム