女子大、探る活路 働き続ける女性の増加、学部の多様化が加速

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山本知佳 上野創 浅倉拓也
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 女子大の閉学や共学化が相次いでいる。今春には、私立女子大2校が来年度からの学生募集を停止し、大学を閉じることを発表した。女子大はどう対応していくのか。少子化が進む中、識者からは「多くの大学が直面する問題に、女子大が先に向き合っているにすぎない」との声もあがる。

「現代社会に、やや合わなくなった」

 港を見下ろす山のふもとに立つ神戸海星女子学院大(神戸市灘区)。4月、2024年度以降の学生募集を停止し、在学生がすべて卒業する27年3月をめどに閉学すると発表した。

 「コロナ禍が大きかった」

 下田学・大学事務長は決断の背景をこう説明する。

 同大は、1965年に設置…

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この記事を書いた人
浅倉拓也
大阪社会部
専門・関心分野
移民、難民、外国人労働者