夏に入り、パナマ帽の製造が大阪市東住吉区の「西川製帽」で最盛期を迎えている。
春から夏にかけての今シーズンは、約1千個を製造、販売する予定で、コロナ禍の2021年と比べると、約2倍に回復した。同社によると、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、外出する人が増えたことで、需要が戻ってきたと考えられるという。
同社取締役の西川綾さんによると、「パナマ帽」という名前だが、発祥はエクアドルという。一説では、米国のセオドア・ルーズベルト大統領が、パナマ運河の視察時に身につけていたことから由来するという。発祥の地、エクアドルでは「トキージャハット」と呼ばれている。
パナマ帽の原料は扇状の葉が…