共通テスト、原則オンライン出願へ 受験票は紙のまま 26年から
大学入試センターが、2026年に実施する大学入学共通テストから、出願を原則オンライン化する方針を固めた。受験票はオンラインで取得し、各受験生が紙に印刷して持参する形を検討しているという。
これまで出願は、手書きで志願票を記入し、学校ごとや個人でセンターに送付していた。今後はシステム上に個人のページを作り、受験科目などを登録する形になる。
オンライン出願になることで、はがきなどで行っていた出願受理の通知や、誤りがあった際の訂正をオンライン上で行えるようになる。検定料もオンラインで決済できるようにするという。
今年1月の共通テストの志願者数は約51万人。26年の共通テストは現高校1年生が受ける。25年の入試からは、新学習指導要領を踏まえ、「情報Ⅰ」が導入されるなど、科目構成が変わる。
電子出願については、文部科学省の有識者会議で21年、「できる限り早期の導入に向けて積極的に進めることが必要」と提言されていた。
オンライン出願に関するシステム開発は、富士通の子会社「富士通Japan」が担う。同社のシステムを巡っては、マイナンバーカードを使った証明書交付サービスでの誤交付が問題になっている…
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