副司令官逮捕めぐり乱れ飛ぶ臆測 ワグネル反乱、不透明「決着」で

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 ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏の反乱で、プーチン政権と軍幹部らの動きをめぐる謎が深まっている。反乱に関連した疑いでウクライナ侵攻のスロビキン副司令官が拘束されたとの報道も相次ぐ。収束に至るまでの経緯も含めて不透明な点が多くあり、いまだ完全決着にはほど遠い状況だ。

 「困難な時期に敵の手には乗れない。大統領の命令に従うことが必要だ」

 プリゴジン氏が反乱を宣言した数時間後の24日未明。ロシア国防省がSNSで公開した動画で、スロビキン氏はワグネルに進軍停止を求めた。ただ、ロシア国旗も何もない壁の前で意気消沈した様子で座って話し、力のない目は、何かを読んでいるようにも見えた。

 ワグネルは24日、モスクワに向けて進軍し、約200キロの地点まで到達した。ロシア独立メディアは、プリゴジン氏が中止した理由を、軍や治安部隊などから期待したような合流がなかったためと報じた。

 スロビキン氏はチェチェン紛…

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