静鉄車内で「リアル場外乱闘」 7月にプロレス列車
中村純
電車内で試合をする「プロレス列車」を静岡鉄道が7月17日に運行する。ベンチシートに座った観客の目の前で、レスラーたちはマットならぬ狭い通路で戦いを繰り広げる。「日常空間で非日常のイベントをお楽しみ下さい」と担当者は話す。
貸し切り2両編成で、新静岡駅から新清水駅を往復する。出場するのはプロレス団体「FREEDOMS」所属のレスラーたち。至近距離で暴れるシーンはリアル場外乱闘の様相だ。
団体はデスマッチを得意とするが、今回は電車内とあって流血は「ご法度」。殴り合いはできるだけ抑え、わざの応酬で観客を楽しませるという。
静鉄によると、鉄道利用者数は回復傾向にあるが、昨年度はコロナ禍前の8割程度にとどまる。苦しくても立ち上がるレスラーの姿と会社を重ね合わせ、沿線住民に利用促進を訴える狙いもある。
参加費はひとり1万3千円。募集人員は78人で、問い合わせは静鉄(054・254・5152)へ。
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