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　韓国の7人組アイドルグループBTSの10周年を記念したファン感謝祭「FESTA」がソウルの汝矣島（ヨイド）漢江公園で開かれた。国内外から30万人の人出が予想され、リーダーのRMさんがファンと交流するイベントも。RMさんは「15周年も20周年も皆さんに感謝し、愛していることは変わらないと思う」と語った。

　RMさんは、抽選で選ばれた約3千人のファンを前に、ラジオ形式でイベントを進行。「Persona」など2曲も披露した。会場にはメンバーの衣装や写真も展示され、夜にはBTSの音楽に乗せた花火ショーも行われた。

　BTSは2013年6月13日にデビュー。米音楽界の祭典、グラミー賞にノミネートされるなど世界的に評価され、K―POPの人気を世界規模に押し上げた。メンバーのJINさんが昨年12月、J―HOPEさんが今年4月に陸軍に入隊。今後もメンバーは順次、兵役に就く見込みで、所属事務所は2025年のメンバー全員での活動再開を目指している。

　インドネシアから訪れたギナ・リフキアさん（36）は、コロナ禍でBTSのファンに。「BTSのおかげでパンデミックも乗り越えられた」と話す。「メンバーが入隊しても、ARMY（ファン）のためにイベントを準備してくれて幸せ」と喜んでいた。

　今回のイベントは、ソウル市も海外の観光客誘致のために支援した。ソウル市自治警察委員会はこの日の人出を30万人と予想。昨年、ソウルの繁華街・梨泰院（イテウォン）で起きた雑踏事故も踏まえ、交通規制などを行った。（ソウル=太田成美）