三島広小路・大仁駅の命名権契約 伊豆箱根鉄道に東芝テック

南島信也
[PR]

 伊豆箱根鉄道(本社・静岡県三島市)と東芝テック(同・東京)は23日、三島広小路駅と大仁駅のネーミングライツ命名権)のスポンサー契約を結び、両駅の副駅名「ともにつくる、つぎをつくる。」を披露した。

 この日、伊豆の国市の大仁駅で行われた副駅名標除幕式で、同鉄道の伍堂文康社長は「地元に根を下ろした両社が手を携えるのは意義深い」と謝意を示した。東芝テックの錦織弘信社長も「地域に貢献し、日本全体を元気にできる企業でありたい」と応じた。

 新しい駅名標には、同社の経営理念である副駅名や社名のほか、スマートフォンで買い物の明細が確認できる「スマートレシート」のイメージキャラクター「レシオ」が飛び出し看板としてあしらわれている。車内アナウンスで社名が紹介され、駅入り口に広告看板も設置された。2年契約で、2駅の命名権価格は年間計132万円となっている。

 1950年に現在の伊豆の国市大仁で創業した同社は、大仁と三島市に事業所があり、グループの社員約1700人が勤務している。両事業所の最寄り駅が今回契約した2駅で、同社は「社員のモチベーションが上がり、社名の認知度向上にもつながる」と契約の意義を強調している。

 同鉄道は駿豆線13駅すべての命名権のスポンサーを募集しており、これまでに4駅が決まった。(南島信也)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません