第8回「管理職手当は靴代」 駅長はどんどん歩け 駅構内を、そして街を
構成・加藤裕則
ななつ星の経営論 ~生みの親が語る人と街~
超豪華な寝台列車「ななつ星」を世に出し、JR九州を上場させた元社長・会長の唐池恒二さんがビジネスの秘訣(ひけつ)を語ります。処世訓やネーミング論など独自に編み出した法則をユーモアたっぷりに解説します。
管理職手当は何のためにあると思いますか。私は靴代だと思っています。
例えば、駅社員を管理する駅長。駅長室に座ってばかりではいけません。構内に破れたポスターはないか。ベンチは壊れていないか。電気系統に不具合はないか。作業員の詰め所を毎日、回って様子を見る。みな、元気にやっているかどうか。駅には砂利道もあります。1日に1万歩も歩けば、数カ月で靴底が傷みます。
2003年6月にJR九州の営業部長になったとき、当社が直営で運営する駅すべてを1年間で回りました。100カ所ほどあったと思います。鉄道だから簡単だと思うでしょうが、本数が少ないところもあって結構大変で、1日に4、5駅がやっとなんです。
おいしいカレー屋を知らない駅長
JR九州の信条のひとつは「…
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