維新、梅村みずほ氏を更迭 「思い込みや想像で質疑、極めて不適切」

維新

山崎毅朗
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 日本維新の会の梅村みずほ参院議員の国会での発言が批判を受けている問題で、同党の藤田文武幹事長は18日、入管難民法改正案を審議中の参院法務委員会の委員から梅村氏を外すと発表した。党としての正式な処分は、党紀委員会に諮ったうえで後日改めて発表するとしている。

 藤田氏は会見で、「自分の思い込みや想像で感情的な質疑をしたことは極めて不適切」と処分の理由を語った。

 梅村氏は12日の参院本会議で、名古屋出入国在留管理局で2021年3月に亡くなったスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)について「よかれと思った支援者の一言が、ウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できない」などと発言。遺族らは「強い抗議」を表明し、発言の撤回と謝罪を求めていた。

 藤田氏は「ウィシュマさんのご家族や関係者の皆さんからの抗議もちょうだいし、党の執行部としておわびしたい」と述べた。(山崎毅朗)

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