コロナ禍前の9割超に回復 大型連休中の山陽新幹線の利用者

小沢邦男
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 大型連休期間中(4月28日~5月7日)の岡山県内の山陽新幹線の利用状況は、前年同期比で約3割の増加で、コロナ禍前の2018年の同時期と比べても9割超にまで回復した。JR西日本が発表した。

 新幹線の利用者は新大阪―岡山が上下線合わせて157万5千人で、前年同期の29%増、18年同期の96%に。岡山―広島は116万2千人で、前年同期の28%増、18年同期の95%の水準となった。利用のピーク(新大阪―岡山)は下りが3日で12万5千人。上りは7日で11万8千人だった。

 在来線特急では瀬戸大橋線(岡山―児島)が93万5千人、伯備線(岡山―新見)は38万6千人で、いずれも前年同期比で27%増。18年同期と比べると瀬戸大橋線が90%なのに対し、伯備線は80%にとどまった。

 岡山駅から100キロ以内の近距離券の利用者(4月28日~5月6日)は、1日当たり2万1300人。ほぼ前年並みだった。

 JR西の担当者は「コロナの『5類』引き下げに向け旅行需要が高まり、コロナ前の水準に戻ってきた」とみている。(小沢邦男)

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