GWは空き巣に注意を! 侵入盗被害が急増、県警が注意呼びかけ

高木文子
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 岐阜県内では今年に入って空き巣や忍び込み、出店荒らしなど侵入盗の被害が増えている。新型コロナ対策の行動制限などが緩和され、大型連休中は行楽などで家を空ける機会も多くなりそうだ。県警は戸締まりの徹底や、空き家の適切な管理を呼びかける。

 県警によると、侵入盗の認知件数は近年、減少傾向だが、今年1~3月は369件で、前年同期比で1・6倍と急増した。そのうち空き巣は前年から約1・5倍にも増えて121件。出店荒らしは前年の3倍にあたる48件だった。

 岐阜北署では4月28日に青色防犯パトロールカーで活動する11自治会の関係者向けに講習会が開かれた。署員が「侵入盗の犯人と遭遇した場合、暴力を振るわれることも危惧されます。今一番、気をつけなければならない」と説明。勝手口や窓の鍵をかけ、家の周りに「足場」になるようなものを置かないことも大切だと呼びかけた。

 岐阜中署も連休前に、侵入盗の被害が多い岐阜市野一色地区の周辺で、署員らが住宅を回って啓発チラシ150部を配った。

 県警は、侵入盗の被害を防ぐには犯人に情報を与えないことだと訴える。連休中の予定や行動をSNSで即座に発信しないことも、その一つ。発信すれば「留守」をみすみす知らせるようなものだからだ。空き家も狙われないよう、郵便物をこまめに片付けたり、庭の雑草を管理したりすることも欠かせないという。(高木文子)

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