米バズフィード、赤字のニュース部門閉鎖 ハフポストに一本化へ
米ネットメディアのバズフィードは20日、報道部門のバズフィード・ニュースを閉鎖すると発表した。会社全体で約1200人いる従業員のうち、約15%の削減を進めるなかでの判断という。バズフィード創業者で最高経営責任者(CEO)のジョナ・ペレッティ氏は社員向けのメモで、「独立した組織としてバズフィード・ニュースを維持することができないと判断した」と述べた。
バズフィード・ニュースは2011年に創業され、調査報道などにも力を入れてきた。21年には、中国におけるイスラム教徒の収容施設の建設をめぐる報道で、米国の報道で最も権威があるピュリツァー賞の海外報道部門を受賞した。しかし赤字が続き、これまでも大株主が閉鎖を求めていることなどが米メディアで報じられてきた。
バズフィードは20年、同じネットメディアのハフポスト(旧ハフィントンポスト)を買収している。ペレッティ氏はメモで、バズフィード・ニュースの従業員の一部がハフポストに移る可能性があるとし、「今後は、ハフポストという利益を上げている一つのニュースブランドを持つことになる」と説明した。
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