ウクライナ軍、ザポリージャ原発の奪還作戦を昨秋実行か 英紙報じる
根本晃
ロシア軍が侵攻当初から占拠を続けるウクライナ中南部ザポリージャ原発をめぐり、英紙タイムズは7日、ウクライナ軍が昨秋、秘密裏に奪還作戦を実行したものの、失敗に終わっていたと報じた。ロシア国防省は当時、ウクライナ軍を撃退したと発表したが、ウクライナ側は作戦の実施を公表していなかった。
タイムズがウクライナ軍の特殊部隊や情報機関の関係者の情報を基に報じたところによると、作戦は昨年10月19日未明、約600人の精鋭で構成されたウクライナ軍の特殊部隊によって決行された。
重機関銃やグレネードランチャーを積載したボート30隻以上に分乗し、ウクライナ側の陣地であるドニプロ川北岸から、原発が位置する南岸への上陸を図った。米国提供の高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」も援護射撃に用いられたという。
「成功すれば後世に…」
作戦に関わった将校の一人は…
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