エルサレムの聖地巡り衝突続発 イスラエルとパレスチナ、高まる緊張
エルサレム=高久潤
エルサレム旧市街にあるユダヤ教とイスラム教双方の聖地の丘で5日、イスラエル治安部隊とパレスチナ人が衝突し、パレスチナ人十数人が負傷した。ロイター通信などが伝えた。その後、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区からロケット弾が発射され、イスラエル軍は報復攻撃した。双方の間で緊張が高まっている。
イスラエルメディアなどによると、5日未明、数百人のパレスチナ人が、聖地の丘にある「アルアクサ・モスク」(イスラム教の礼拝所)に立てこもった。石などを持っていたという。この丘での礼拝が禁止されているユダヤ教徒の過激派が、宗教的な儀式を実施しようとしたためとみられている。
イスラエル治安部隊はモスクに突入し、350人以上の身柄を拘束。治安部隊は5日夜に再び、モスクに立ち入ったという。
これを受け、6日未明にかけてハマスがガザ地区から2日連続でロケット弾を発射した。イスラエル軍は報復として、ガザ地区にあるハマスの拠点数カ所を空爆したという。
国連のウェネスランド特使(…
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