保険より「保険外」売り出す3年に 住友生命が目指す「一本足」脱却
小出大貴
住友生命保険の高田幸徳社長が朝日新聞のインタビューに応じ、健康支援など生命保険以外の事業を強化し、2030年にこの分野の顧客数を全体の約25%にまで増やす考えを明らかにした。人口が減る国内で保険ビジネスの拡大が見通しづらくなるなか、保険「一本足」からの脱却を目指す。
4月から新しい3年間の中期経営計画(中計)を始める。高田氏は「30年に向けてやるべきことを確立させる期間。保険商品の発売より、保険外の領域での新商品の方が多くなるかもしれない」と話した。
その中心に考えているのは、健康や暮らしに関わる商品だ。この数年、運動の記録や健康診断の結果によって顧客が支払う保険料が変わる「健康増進型」の保険商品「Vitality(バイタリティ)」に力を入れてきた。
高田氏は「日々の生活で健康…
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