特急やくも新型車両の座席は新幹線並にゆったり JR西が公開

渡辺翔太郎
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 JR西日本山陰支社(鳥取県米子市)は9日、2024年春に登場する特急「やくも」の新型車両の座席を公開した。現在の車両より座席間隔が広く、ゆったりと座れるという。

 公開されたのは、普通席の座席。背もたれは沿線の山々をイメージした緑色で、座席間隔は新幹線並みに広げたという。背もたれを傾けると座面が前にスライドする「チルト」機構を、JR西の在来線特急で初めて導入。全席にコンセントを設置する。

 外観は、大山から昇る朝日や宍道湖の夕日、独特の赤褐色で知られる石州瓦を使った島根県西部の家並みにあうようブロンズ色が基調。適切なタイミングで車体を傾ける国内初のシステムを導入し、乗り心地が向上しているという。岡山~出雲市駅間で2024年春以降、順次投入される。

 またこの日は、先月から運行している、紫色が基調の「スーパーやくも」色に塗装した車両などの復刻を記念した沿線新商品も発表。パッケージにスーパーやくもなどをあしらった「奥出雲ぷりん」や「鳥取海藻米」「大山Gビール・スタウト」などのほか、硬券やステッカーなどのオリジナルグッズもある。

 JR米子、松江駅の土産店などで3月中旬ごろから販売を始めるほか、JR西が運営する通販ショップ(https://dwmall.westjr.co.jp/別ウインドウで開きます)でも取り扱う予定だ。(渡辺翔太郎)

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