開業35周年迎える青函トンネル、瀬戸大橋線 JR2社が記念の催し

福家司
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 【高知】瀬戸大橋青函トンネルの開通で日本列島を形作る四つの島がひとつに結ばれて今春で35年となる。JR四国JR北海道は記念入場券の発売や特別ツアーの実施など、多彩な催しを年内いっぱい展開する。両社で共通ポスターも制作して主要駅などに張り出す。

 青函トンネル(津軽海峡線)は1988年3月13日、瀬戸大橋(瀬戸大橋線)は同年4月10日に開通。北海道、四国の住民のみならず、鉄道関係者にとっても悲願の実現で、当時のJRグループは「レールが結ぶ、一本列島」のキャッチフレーズでPRした。

 JR四国は4月9日に特別ツアー「海峡の四国色!キハ185系リバイバルうずしお号の旅」(大人1万5千円)と、瀬戸大橋管理用通路からの列車撮影体験ツアー(同3万円)を実施する。撮影ツアーは高松―児島間をリバイバルうずしお号に乗車し、児島―瀬戸大橋間はバスで移動。リバイバルうずしお号など列車の撮影を楽しめる。定員はリバイバルうずしお号が60人、撮影ツアーが午前、午後各20人で、2月26日からホームページ「JR四国ツアー」などで発売する。

 記念デジタルスタンプラリーも計画しており、4~6月の月、金曜日には瀬戸大橋アンパンマントロッコを追加運転する。

 一方、JR北海道は、青函トンネルを走っていた往年の名列車「北斗星」「はまなす」「海峡」をデザインした記念入場券を3月13日からそれぞれ新函館北斗、木古内、奥津軽いまべつの各駅で発売する。各1セット600円。5~6月の2カ月間、函館駅改札内でトンネルの着工の経緯から現在までのあゆみを紹介する記念パネル展も開く。

 両社はそれぞれキャンペーンのロゴマークを制作し、特設サイトをJR四国が2月24日、JR北海道が3月13日に開設する。(福家司)

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