ロシア軍で「ひげ論争」勃発 主流派と強硬派の主導権争いが飛び火か
兵士はひげを剃(そ)るべきか――。ウクライナ侵攻を続けるロシアで、こんな「ひげ論争」が起きている。「身だしなみだ」と主張するのは軍主流派で、「無駄なルール」などと反発しているのが、ひげを生やした戦闘員が多い傭兵(ようへい)部隊「ワグネル」などの強硬派だ。侵攻であらわになった両派の主導権争いが、ひげ論争に飛び火している格好だ。
発端は16日ごろにロシアのネットで広がったうわさだった。ウクライナの前線でひげを剃るよう兵士が強要され、スマホやタブレットも禁止されたというもので、政治評論家らが「兵士に難癖をつけるな」などとSNSに投稿した。
これに対し、ロシア下院議員のビクトル・ソボレフ中将が18日、「戦闘中はひげの手入れができない。剃るなら15~20分でできる」と主張。スマホなどの禁止も支持した。
一方、ロシアの非合法の民間…
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