第8回デゴイチ撮れず泣いた少年時代 前原誠司氏が語る国鉄列車の魅力

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安倍龍太郎

 鉄道好きで「鉄分高め」とされる自民党の石破元幹事長と、国民民主党の前原元国土交通相が、鉄道への思い、未来について語り合いました。司会は「鉄旅タレント」の伊藤桃さん。そのやりとりをたっぷりお楽しみ下さい。

 「鉄道オタク」には、忘れられない鉄道との出会いがある。元国土交通相の前原誠司氏にとって、それは小学5年生の正月のことだった。前原氏の希望で、家族でディーゼル急行「志摩」に乗り、初詣に向かったときだ。草津線から関西線に入る柘植(つげ)駅(三重県伊賀市)に着いた時、その事件は起きた。

 日本の鉄道開業から150年を迎えた節目に合わせた対談「集まれ鉄道オタク 鉄旅タレントが迫る石破茂×前原誠司」で前原氏が明かした。

 「私は右側の座席に座っていました。そしたらなんと、デゴイチの906号機があって……」

 目に飛び込んできたのは、蒸気機関車(SL)末期になっても走り続けていたD51。除煙板にはハトのマークが描かれた特徴ある車両だった。

「興奮のあまりシャッターおせず」「あの景色一生忘れないな」

 SLに夢中になっていた前原…

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