第3弾は媛ひのき&媛すぎ 伊予鉄道「ご当地電車」つり革にオブジェ

中川壮

 愛媛県産のブランド木材をPRする「媛ひのき・媛すぎ電車」の運行が22日から伊予鉄道松山市内線で始まる。木のぬくもりを感じてもらおうと、スギとヒノキで作ったオブジェをつり革につけた。「みかん電車」「タルト電車」に続く伊予鉄の「ご当地電車」第3弾で、21日に報道陣にお披露目された。

 愛媛県木材協会と伊予鉄グループが企画した。

 もともと壁や床などに木が用いられている1953年製造の「モハ50形54号」電車を使用。32本のつり革に、愛媛県産のヒノキとスギを貼り合わせた縦7センチ、横10・5センチ、厚さ1・5センチの長円形の板に「媛ひのき」「媛すぎ」のロゴマークをあしらったオブジェを付けた。

 オブジェは松山市の会社「木(もく)生活」が制作した。車内には、「森林の機能」「森林資源の循環利用」などの解説やヒノキやスギの年輪を写したポスターが掲示されている。

 協会によると、愛媛県のヒノキ(丸太)の生産量は2017年に全国1位になるなど、全国トップクラスという。協会の菊池正会長は「愛媛県が木材の産地であること、木材が有益な資源であることをPRしたい」と話した。

 「媛ひのき・媛すぎ電車」と同じつり革が22日正午から、伊予鉄ネットショップで販売(1個4千円)される…

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この記事を書いた人
中川壮
松山総局
専門・関心分野
途上国開発、ラグビー