東海道新幹線の停電トラブル、JR東海社長が陳謝「復旧に長い時間」
内藤尚志
東海道新幹線の豊橋―名古屋間で18日昼に停電が起き、列車が最大4時間半遅れて約11万人に影響が出たトラブルをめぐり、JR東海の金子慎社長は21日の記者会見で「復旧に長い時間がかかって、大変ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した。列車内などで体調不良を訴えた乗客もいたといい、「対応に至らぬところがあれば改善する」とも語った。
到着に2時間以上の遅れが出た乗客には、特急料金を払い戻す制度がある。有効期間は1年。対象の乗客数は集計中で、まだ把握できていないという。JRの各駅の切符売り場などで受けつけており、専用の対応窓口は設けていない。
今回のトラブルでは、列車に電力を供給する「トロリ線」をつり下げるための「吊架(ちょうか)線」が、愛知県安城市内で切れているのが確認された。JR東海の調査では、トロリ線と吊架線をつなぐ金具の「ハンガ」が折れ、別のトロリ線に接触。その影響で大きな電流が発生し、吊架線も切れて停電に至ったとみられる。
金子社長は「なんでハンガが…
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