ポケット時刻表、JR四国も廃止へ スマホで検索増え「時代の流れ」
福家司
JR四国は、ダイヤ改定に合わせて発行を続けてきたポケット時刻表を3月18日のダイヤ改定分から作成するのをやめる。スマートフォンなどで列車の時刻を検索する人が増え、紙の時刻表の役割は終わったと判断したという。
ポケット時刻表は国鉄時代から発行が続けられ、少なくとも半世紀の歴史がある。四国全線の全列車を掲載しており、岡山駅での四国からの列車と新幹線列車との接続も詳しく掲載している。近年は予讃線(海回り)や予土線、牟岐線のページには、連携している路線バスや高速バスの時刻を列車と一緒に掲載していた。
「最終号」となる昨年3月の発行部数は7千部。四国内の主要駅のKioskやセブン―イレブンKioskなどの売店で1冊270円で販売している。
JR四国輸送課の荒井隆課長は、「電子媒体で簡単に列車の時刻を検索できるようになり、利用が減っていた。JR他社でも廃止しており、廃止は時代の流れだと思う」と話す。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら