新幹線との接続改善で東京、新大阪への時間短縮 JR四国ダイ改
福家司
【香川】JR四国は16日、来年3月18日のダイヤ改定の概要を発表した。四国からの快速や特急列車と山陽新幹線との接続を改善することにより、高松―東京間や高松・松山―新大阪間の所要時間を最大16~18分短縮する。
岡山駅での快速マリンライナーや特急しおかぜとの乗り換え時間は現在25分ほどだが、新幹線のダイヤ改定に合わせて一部のマリンライナーの発車時間を1分遅らせるなどにより、乗り換え時間の最短目安の8分で乗り換えられるようにする。これにより、平均所要時間は高松―東京間は6分短縮され4時間24分、高松―新大阪間は4分短縮され1時間55分、松山―新大阪間は3分短縮され3時間43分となる。最大で高松―東京間は18分、高松・松山―新大阪間は16分短縮される列車もある。
コロナ禍前に比べて乗客の減少は続いているが、列車本数の削減は実施しない。一方で、特急宇和海(松山―宇和島間)の4本と普通列車24本については車両数を1両減らし、予讃線伊予西条・今治―松山間の普通列車6本をワンマン化する。
JR四国輸送課の荒井隆課長は「新幹線との接続の改善は長距離客の利便性向上を目的に実施する。減便は今年まで(5年連続で)続けてきたが、やや落ち着いたので、しばらく様子を見たい」と話している。
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