葉梨法相の更迭を検討 首相、午前の本会議で続投の意向から一転

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 岸田文雄首相は11日、死刑執行を命じる法相を「地味な役職」などと9日に発言した葉梨康弘法相(63)の更迭に向けた検討に入った。政権幹部が明らかにした。首相は10日には続投させる意向を示し、11日午前の参院本会議でも更迭を否定していた。しかし、自民党内からも辞任を求める声が公然と強まり、葉梨氏を続投させた首相の判断にも、批判の矛先が向かっていた。

 首相は11日午後、国際会議出席のためカンボジア、インドネシア、タイ歴訪に向けて出発する。帰国は19日で、外国訪問前に事態を決着させる必要があると判断したとみられる。

 葉梨氏は警察官僚出身。衆院茨城3区選出で当選6回。岸田派に所属し、8月の内閣改造で初入閣した。

 葉梨氏は9日夜にあった自民…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年11月11日14時36分 投稿
    【視点】

    見出しにある通り岸田首相が続投させるとの意向を表明していたので、資質を欠く自分の派閥の政治家を要職に留め置く首相の資質と責任も問われ続けると今朝この欄で指摘したところですが、一転更迭を検討とのこと。山際経済再生相と同じ展開です。辞任は結果的

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